肩の痛み

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腱板断裂、四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)、石灰沈着性腱板炎など、肩の痛みの早期発見・治療に努めます。

肩や関節の異常による痛みの判断

肩の痛みというと、肩こりによる痛みを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。現代社会において、デスクワークでパソコンを使用する、スマートフォンを長時間同じ姿勢で見る、運動不足、日々のストレスなどをきっかけに肩こり痛を抱えてしまうという人も少なくありません。このような原因で生じる肩こりは、生活習慣を見直すことで痛みの解消・緩和を見込むことができます。
一方、病気が原因となって肩の痛みを発症しているというケースもあります。具体的には肩や関節の異常・炎症のほか、椎間板ヘルニアといった首や肩の骨が原因の場合や、内臓疾患が原因となって肩の痛みを発症することもあります。

以下のチェック項目で一つでも当てはまる場合、診断を受けることがすすめられます。

●自分は「四十肩・五十肩」という自覚がある
●洗髪や整髪、服を着るときなど日常生活で腕や肩が思うように動かず、不自由を感じることがある
●腕を上げたときに、肩のあたりでジョリジョリとした音がする
●水平より上に腕を上げることができない
●腕は挙がるが痛みを感じる
●常に肩の周りが痛い
●スポーツや事故などのケガから回復しても、肩の痛みがなくならない
●思い当たるきっかけはないが、肩に痛みを感じる
●夜間に痛みがあり、眠れないこともある
●肩だけでなく、二の腕(上腕)にも痛みがある

腱板断裂

腱板断裂は40歳以上の男性に発症することが多く、中でも右肩に発生する頻度が高い傾向にあります。発症年齢のピークは60代で、男性62%、女性38%の割合となっています。
主な症状として肩の運動障害・運動痛・夜間痛が挙げられ、夜間痛で睡眠がとれないことを理由に受診される患者様が多くいらっしゃいます。肩を動かすことによって痛みを伴うものの、関節の動きが固くなることが少ないため、多くの患者様は肩を上げ下げすることができます。他の症状には、挙上するときに力が入らない、肩の前上面でジョリジョリという軋轢音がするというものが挙げられます。
腱板断裂は、腱板が骨と骨(肩峰と上腕骨頭)にはさまれているという解剖学的関係と、腱板の老化が要因として挙げられることから、中年以降の病気といえます。明らかな外傷によるものは半数で、残りの半数ははっきりとした原因がなく、日常生活動作の中で断裂が起きるものと考えられています。なお、若い年齢においても野球やバレーボール、ラケットを使うなどといった肩をよく使うスポーツをすることで、腱板断裂が起こることもあります。

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

四十肩・五十肩は、発症した年代が四十代だったら四十肩、五十代だったら五十肩と呼ばれていますが、それぞれ症状の違いはなく「肩関節周囲炎」が正式名称となります。
主な症状として、肩を動かすときに関節が痛む、関節の動きが悪くなるといった運動制限があります。腕の上げ下げをすると痛みを生じるため、髪を洗ったり、服を着替えたりすることが不自由になるなど、日常生活に影響を及ぼすことも少なくありません。また、夜に痛みを発症するのも特徴の一つです。夜中にズキズキ痛み、ときに眠れないほどになることもあります。
肩関節周囲炎は、関節を構成する骨・軟骨・靱帯や腱などが老化して、肩関節の周囲の組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。症状が進行すると、肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着してしまい、さらに動きが悪くなってしまいます。

石灰沈着性腱板炎

石灰沈着性腱板炎は、夜間に突然生じる激烈な肩関節の疼痛で始まることが多い傾向にあります。痛みで睡眠が妨げられ、関節を動かせなくなる特徴があり、発症後1~4週間における強い痛みを感じる急性型、中等度の痛み症状が1~6カ月続く亜急性型、運動時痛などが6カ月以上続く慢性型があります。
石灰沈着性腱板炎は、40~50歳代の女性に多くみられます。主な症状として、肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じることで起こる肩の疼痛・運動制限が挙げられます。石灰は当初、濃厚なミルク状ですが、時が経つにつれて粘度が増していき、やがて石膏状へと硬く変化していきます。石灰がどんどんたまって膨らんでくるにつれて痛みが増していき、腱板から滑液包内に破れ出るときに激痛を感じることになります。

肩の痛みを病気と捉えずそのまま放置にしている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、肩の痛みを重症化させないためにも、早期の診断による発見・治療が重症化を防ぐカギとなります。当院では患者様に一人一人がかかえる痛みの原因に寄り添い、地域の皆様がいきいきと生活できるお手伝いをしていきたいと考えていますので、気になる症状がございましたら、まずはご相談ください。

受診方法

当院では、整形外科分野における症状および疾患について幅広い診療を行っております。日常的な痛みから突発的な痛みまで、まずはお気軽にご相談ください。患者様と医師で、薬物療法、理学療法、運動療法、ブロック注射等、日常生活指導などエビデンスに基づき最適な治療の選択肢を模索していきます。

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