腰の痛み

東京メトロ千代田線・常磐線「綾瀬駅」徒歩1分

受付時間外

総合お問い合わせ窓口・ご予約
050-1864-7884

ネット予約

問診入力

急性腰痛症(ギックリ腰)、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛(梨状筋症候群)など、肩の痛みの早期発見・治療に努めます。

腰の痛み、しびれが起こる原因

厚生労働省が実施した「平成28年国民生活基礎調査」によると、腰痛は男性では1番目、女性においても肩こりに次いで2番目に訴えの多い症状となっています。
そもそも腰は、腰椎と呼ばれる5つの骨がブロックのように積み上げられて構成されています。腰痛の多くはこの腰椎に負担がかかったり、または障害が起きたりすることで痛みやしびれを発症するものです。

腰椎が起因となって発症する腰の痛みやしびれには、先天異常、側弯症、腰椎分離症など主に成長に伴って起こるもの、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変性すべり症などといった主に加齢により生ずるもの、腰椎骨折や脱臼などの外傷、カリエスや化膿性脊椎炎などの感染や炎症によるもの、転移がんなどの腫瘍によるものなどが挙げられます。

また、腰以外が原因となって腰の痛みやしびれを発症する場合もあります。具体的には解離性大動脈瘤などの血管の病気、尿管結石などの泌尿器の病気、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科の病気、胆嚢炎や十二指腸潰瘍などの消化器の病気、変形性股関節症などの腰以外の整形外科の病気によるものがあります。加えて身体表現性障害、統合失調などの精神疾患や精神的なストレスによる心理的な原因による場合もあります。
このように、実にさまざまな要因が腰痛を引き起こしているため、その症状も多岐に渡ります。

このように腰痛にはさまざまな原因と種類があるため、痛みの感じ方も人によってそれぞれ異なります。腰の痛みがいつから、どこが、どんなふうに、どんなときにあるのかを整理し、医師に伝えることが的確な診断を得る近道となるといえます。なお、以下の症状がある場合がある場合は医師の診断を受けることが推奨されます。

●じっとしていても痛む
●背中が曲がってきた
●お尻や脚が痛む・しびれる
●脚のしびれにより長く歩けない
●体を動かしたときだけ腰が痛む

急性腰痛症(ギックリ腰)

急に発生する強い腰の痛みの通称がギックリ腰であり、病名や診断名ではありません。ギックリ腰は、重い物を持ち上げようとしたとき、腰をねじるなどの動作をしたときなどに起こることが多い一方で、朝起きた直後や何もしていないときにも起こる可能性があります。
ギックリ腰の原因は、腰の中の動く部分(関節)や軟骨(椎間板)に許容以上の力がかかってケガをしたような状態(捻挫、椎間板損傷)になっている、腰を支える筋肉などの柔らかい組織が損傷していることなどが痛みの原因として考えられています。しかし画像検査を行っても、要因を映し出すことができないため、多くの場合で原因を特定することが困難な症状です。

腰椎椎間板ヘルニア

腰や臀部に痛みが下肢に広がっていき、足に力が入りにくくなります。症状が進むと背骨が横に曲がってしまい動かしにくくなり、重い物を持ったりすると痛みが強くなることがあります。
椎間板は線維輪と髄核でできおり、背骨をつなぐクッションの役目を持っていますが、その一部分が神経を圧迫することで症状が出ます。椎間板は加齢などにより変性し断裂しやすいため、悪い姿勢での動作や作業が原因となることもあります。また、喫煙はヘルニアを起こしやすくなることが知られています。

椎間板が損傷してしまう理由はさまざまですが、椎間板が加齢とともに早期から老化しやすい組織であることや、歩行による下位腰椎への負担が主な原因であろうと考えられています。椎間板ヘルニアの患者様の年齢は50歳代にピークがあり、男性は女性の約2倍の頻度でみられ、20歳以前と70歳以降では比較的稀な病気といえます。

脊柱管狭窄症

長い距離を続けて歩くことができなくなる病気で、特徴的な症状としては、歩行時にふくらはぎなどの筋肉に痛みが出て歩きにくくなり、しばらく休むことで痛みが治まるものの、また歩き出すと再び痛み出すという間歇性跛行(かんけつせいはこう)があらわれます。腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。しかし、すこし前かがみになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減されます。進行すると、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出が悪くなったり、逆に尿が漏れることもあります。

坐骨神経痛(梨状筋症候群)

坐骨神経痛は、腰から足にかけてつながっている坐骨神経が圧迫・刺激されることで痛みやしびれるような痛みを生じさせる症状です。腰の痛みから症状が始まり、お尻や太ももの裏、すね、足先など坐骨神経のつながっている部分に痛みが出ます。
原因は、年齢が若い場合は腰椎椎間板ヘルニアが多く、高齢になると腰部脊柱管狭窄を原因とした症例が増えてきます。まずはこのような原因となっている病気を診断していきます。

腰痛にはさまざまな原因や種類があるので、診断がつかないまま長期間にわたってマッサージなどの対処療法で様子を見ていると、症状の悪化につながりかねません。まずは医師の診断を受けて、自身の腰痛に対して正しいアプローチで治療をしていくことを心がけましょう。

受診方法

当院では、整形外科分野における症状および疾患について幅広い診療を行っております。日常的な痛みから突発的な痛みまで、まずはお気軽にご相談ください。患者様と医師で、薬物療法、理学療法、運動療法、ブロック注射等、日常生活指導などエビデンスに基づき最適な治療の選択肢を模索していきます。

[総合お問い合わせ窓口・ご予約]
050-1864-7884
受付時間:9:00~18:15(水曜日・土曜日は12:15まで、整形外科休診日:水・日・祝)