院長 中川裕太からのご挨拶
綾瀬中央診療所は1963年の創設以来、地域に根差した診療所としてその役割を果たしてきました。初代院長の塚部祥生先生の下で始まった綾瀬中央診療所は、一貫して人々の生活を深く理解し、その上で必要な医療を提供するという使命を果たしてきました。
しかし、私たちが直面している医療ニーズは、時代とともに変化し続けています。特に近年は、高齢化社会の進行、生活習慣病の増加、そして新型のウイルスによる感染症の脅威など、新たな課題が増えています。これらの課題に対応するため、また地域社会に寄り添った医療を提供し続けるため、私たちもまた新たな一歩を踏み出しています。昨今では、当診療所は整形外科・リハビリテーション科の開設、内視鏡専門部(胃カメラ・大腸カメラ)の開設、そして訪問診療部の始動といった新たな取り組みを進めています。
新たな診療分野の追加は、私たちが信じている理念、つまり『身体的健康』、『精神的健康』、『社会的健康』への対応力を強化するものです。これらの要素を重視し、地域のかかりつけ医としての役割を果たすことが、私たちの使命と考えています。
新しい診療部門の開始は、それぞれの領域で必要な専門的なケアを提供できるようになったことを意味しています。特に内視鏡専門部では、胃がんなど早期発見が重要な疾患の診断を、最新の内視鏡機器を使用して行います。
さらに、超高齢化社会となった今、健康寿命を延ばすことは非常に重要です。そのため、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防・管理にも注力しており、当診療所の全スタッフが患者さんの生活習慣指導やアドバイスに取り組んでいます。
そして訪問診療部の設立は、在宅医療への対応力を強化するもので、社会のニーズに即応できるようになりました。家族や地域の状況を理解し、それぞれの患者さんにとって最善の医療を提供することが可能となりました。
少子化が進む現在、子どもを育てる親世代、そしてそのサポートをする祖父母世代の健康医療にも力を入れています。未来を担う健全な子供たちを育てるためにも、各世代が健康に生活できる社会を実現することが重要です。
綾瀬中央診療所としては、これからも地域のかかりつけ医、医療の窓口として、超高齢化社会に対応した安心・安全で質の高い医療を提供し続けます。また、医師会や地域の中核病院、大学病院などの高度医療機関と連携を深め、すべての患者さんが満足できる診療所を目指します。
新たな挑戦と進化の中で、私たちが求める目標は変わりません。それは、患者さんが安心して医療を受けられる場所を提供し、笑顔あふれる診療所であることです。私たちとともに健康で豊かな生活を送るための一歩を踏み出しましょう。今後とも綾瀬中央診療所をよろしくお願いいたします。
院長 中川裕太の略歴
順天堂大学大学院 卒業 |
順天堂江東高齢者医療センター 助教 |
一般内科、内視鏡検査、訪問在宅クリニック、東部地域病院、鎌ヶ谷総合病院、本荘第一病院(秋田)、中野総合病院等で勤務 |
綾瀬中央診療所 院長 就任 |